積読日記

■ [book] 葉隠 上, 山本 常朝 (著), 松永 義弘 (訳), ニュートンプレス

確か下巻を読んでいなかったがそれだけ読むのもなんなので上巻から読み始めた.

■ [programming] C/C++ セキュアコーディング ハーフデイキャンプ 2009秋 ＠大阪

最後も半休で行ってきた. 今回は動的メモリ管理と書式指定文字列の話でとても充実した時間を過ごせた. 特に攻撃する際にバッファオーバーフローをどのように意図した攻撃に結びつけるのかのメカニズムがまるでパズルを解くかのようで面白かった.

■ [book] ケルトの神話, 井村 君江 (著), ちくま文庫

家に転がっていたがまだ読んでいなかった気がするので読んだ.

■ [programming][software] Visual Studio 2008 の最適化オプションの問題

VS2008 の最適化オプションではまった. MSDN forum では Visual Studio 2008 C++ code slower than Visual Studio 2005 や Release Build Optimization Silently Disabled In Visual Studio 2008 SP1 で議論されているが,

Microsoft have now closed off all the bug reports on this issue, declaring it "fixed in VS2010". Of course, that doesn't help anyone using VS2008 unless they can find a workaround...

ということなので各自で気をつけるしかない. 日本語情報が見当たらないので調べたことを書いておく.

• VS2008 の Release 構成にて, 最適化オプションが暗黙的に指定 (UI では細字で /O2 と表示) されていると実際にはその設定が効いておらず cl.exe 既定の /Od (最適化無効) が適用されている様子.
• VS2008 でプロジェクトを新規作成すると Release 構成の最適化オプションは明示的に指定 (UI では太字で /O2 と表示) される.
• VS2005 でプロジェクトを新規作成すると Release 構成の最適化オプションは暗黙的に指定される.
• VS2005 のプロジェクトを VS2008 のウィザードで変換すると, 最適化オプションの暗黙的な指定と明示的な指定はそのまま受け継がれる.

VS2005 で作ったプロジェクトで最適化オプションを変更していない場合に VS2008 にプロジェクトを変換するとこの問題を踏む. VS2008 でプロジェクトを新規作成するとこの問題を踏まないので気がつくにくい.
どうも実行速度が遅いから CodeAnalyst でプロファイルをとって遅い関数を特定してその関数のアセンブリコードを調べて無意味にレジスタの値をメモリに退避しているからなんだこりゃと思ってしばらく悩んでしまった. :(

■ [自転車] 彦根城

彦根城に行ってきた. ひこにゃんには会えず. 10/24-25 がゆるキャラ祭だったらしい. 帰りに南郷温泉に行ったが, ただの旅館のお風呂という感じでいまひとつだった.

走行距離: 289.52km
走行時間: 11:48:10
最高時速: 56.1km/h
平均時速: 24.5km/h

■ [programming] C/C++ セキュアコーディング ハーフデイキャンプ 2009秋 ＠大阪

今回も半休で行ってきた. ファイル入出力の話題だったが POSIX が主で Windows にどっぷり浸かっている身にはあまり興味が持てなかった.

■ [book] ルドルフとイッパイアッテナ, 斉藤 洋 (著), 杉浦 範茂 (イラスト), 講談社

小さいときに二巻まで読んでいたが最近になって三巻まで出ていることを知って大人買いした. 会社帰りにコンビニで受け取って帰宅するなり一気読みした.

■ [book] ルドルフともだちひとりだち, 斉藤 洋 (著), 杉浦 範茂 (イラスト), 講談社

小さいころはひねくれていたので, 本シリーズを読んでも, "猫が書いたように装って子供の心を掴もうとしてるのだろう" と穿った見方をしていたが, 最近は素直になったので正しく理解している.

■ [book] ルドルフとといくねこくるねこ, 斉藤 洋 (著), 杉浦 範茂 (イラスト), 講談社

本シリーズは大人にも十分に読み応えのある児童書である. また子供にはとてもよい影響を与えるだろう. シリーズ全編を通して友情と信頼の大切さや良さが大きな主題となっている. 子供の興味を惹くために友情努力勝利や勧善懲悪も描かれるが, それが主題ではないはずだ. それらは, ルドルフが悩みながら答えを出していくその悩みの過程に対する結果として描かれている. キョウヨウのある猫は違うのだ.
一巻では見知らぬ土地に放り出されたルドルフが周囲との信頼関係を築いていく様と成長の過程が描かれる. 最初はてんで頼りなかったルドルフが最後には何が大事なのかを自分で決めるまでになり, その決断にはとても共感できるはずだ.
二巻ではルドルフが自分は野良猫なのか飼い猫なのかと悩む. イッパイアッテナが飼い猫の境遇に甘んじていることをもどかしく思っていたが. 実際には, 野良猫は最後の最後には独力で何とかするものだという孤高の姿勢に, 自分自身が誇りを抱いていたのだということに気がつく. イッパイアッテナは既にそのことに決着をつけているようなのだが, ルドルフも最後には野良猫か飼い猫かということとは距離を置いた答えを出す.
三巻は大人になってから初めて読んだので思い出による補正がないため, 前の二巻に比べて評価は少し低め. 冷静になったつもりの評価でも, 前の二巻からは随分と時間も経っていて雰囲気がわったように感じたし, 露骨に説教くさいかなとは思う. この巻は, 血統書や純血や雑種といったペットの血筋に仮託して, 差別の問題を子供たちに考えさせようとしているように読めた. ルドルフとブッチーとデビルは策略のためとはいえ心にもない言葉で挑発するのだが, そのような言葉は本心ではなく, 口にするのも恥ずかしいことであるように描かれている. この辺に露骨さを感じた.

■ [book] Jumper Cable (Xanth)

これはもしかしてルーグナ城の秘密で活躍したジャンパーか.

In the thirty-third thrilling escapade in Piers Anthony’s rousing Xanth fantasy series, an adventurous arachnid named Jumper must assume human form to save the enchanted realm from a cosmic peril.

■ [self] 休み

今日も振り替え休日だった. ダラダラと過ごして不毛地帯を見た.

■ [book] 地球儀のスライス, 森 博嗣 (著), 講談社文庫

読み終えた. 短編集で S & M シリーズも二編含まれる.

■ [self] 久しぶりの休み

9/28 に休んでから 10/14 まで休み無しだった. 天気がよければ彦根城に行きたかったが, 夜に雷雨とのことで見合わせた. 予報通りに雷雨が来たので行かなくて正解だった.

■ [book] Rによる統計解析の基礎, 中澤 港 (著), ピアソンエデュケーション

読み終えた. 統計がある程度わかっている人向けの本だった. 途中から定義していない言葉を使い出してついていけなくなった.

■ [programming] C/C++ セキュアコーディング ハーフデイキャンプ 2009秋 ＠大阪

半休を取って行ってきた. 整数演算を甘く見ていたことを思い知らされた. こんな濃密なセミナーを無料で開いてくれるとは嬉しいことだ.