積読日記

■ [book] 魔法の国ザンス(16) ナーダ王女の憂鬱, Piers Anthony (著), 山田 順子 (訳), ハヤカワ文庫 FT

残業に阻まれつつ厳しい中で, 通勤電車を駆使して読み終えたが, 寝食を忘れるというほどではなかった. 全てが終わってから種明かしがあったけれども, そんなところで緊張感を煽るのはちょっと違う気がする. 最後の対決前までに非常に重要な局面であることをほのめかして, 手に汗を握らせつつ, 二転三転して決着がつくとよかったなぁ. 勝負自体もあっさり決してしまったし. まあこれだけ巻を重ねれば, 少しくらいは合わないのもあるだろうて. 再読すれば面白いかも知れんし. 散々ケチをつけつつも, 一年半待っただけあってそれなりに楽しんだ.

■ [運動] SPDペダル入荷

SPDペダルが入荷したとの連絡を受けたので取りに行った. モノはShimanoのPD-A520で, 片面のみのため軽量なSPDペダルなそうな. だんだん自転車にのめりこみつつあるな. 自転車屋までの行き帰りはもちろん自転車で.
距離:36.78km
走行時間:1h 37m 21s
最高時速:37.7km/h
平均時速:22.6km/h

■ [misc] subversion 設定メモ補足

Location /svn/repos と SVNPath /home/svn/repos で /svn/repos が同じになっているが, ここを同じにする必要はない. Location の方は, http 経由で外から見えるパスで, SVNPath はルートからの絶対パスを表している. 複数のリポジトリを扱う場合は, SVNParentPath /home/svn などとし, /home/svn の配下に複数のリポジトリを置くと都合がよい.

■ [歩数] 6297歩

消費カロリー: 154kcal
燃焼脂肪量: 8.5g
しっかり: 1537歩, 12分

■ [book] 会計のことが面白いほどわかる本 会計の基本の基本編, 天野 敦之 (著), 中経出版

読み終えた. 本書は, 重箱の隅つつきをやめて会計で扱う言葉や数字の意味を理解することを主眼とした本である. 貸借対照表などの会計で扱う書類から会社の状態を読み解くための考え方を示してくれる. 慣習で決まっていて考えても意味のないところは "そういうもの" と明快に断じて, 意味のあるところは成り立ちや理由や用語間の相互関係を説明するなど, 私にとって納得度の高い内容だった. 重要なところは囲ったり背景色を変えたり太字にしたりして強調しているので, あとから読み返すときにその部分だけ拾い読みすればよさそう. また巻末の索引が充実しているのも嬉しい. amazon で異様な高評価なのもうなずける.
内容はよかったのだが表現の手段には疑問を感じた. 文章の途中で改行が入るためにリズムが崩れてとても読みにくい. この改行には何か強調したい意図があったのだろうがイライラするだけだった. また本書は, 仮想読者と思しきヒヨッコ風のキャラクタが疑問を呈して説明役が解説していくスタイルをとっているが, 片方だけキャラクタが描かれているために, その部分だけ文章が右にずれてこれまた読みにくい. 両方ともキャラクタを描いて文章をデコボコさせないほうがよいと思う. もうひとつ, 全ての図説が文章と相補する関係とは言えず, 開米さんの方針で手を入れれば一段とわかりやすくなるだろう.