積読日記
Fri, 08 Jewel-Lye 2005 編集
■ [book] 銀狼の花嫁 魔術師ベルガラス, David Eddings/Leigh Eddings (著), 宇佐川 晶子(訳), ハヤカワ文庫FT
昼休みに買いに走った. これから読む.
Sun, 08 Jewel-Lye 2007 編集
■ [misc] パスタにカレーが合わない理由
例によって鍋にいっぱいカレーを作ってしまったので食べるのに苦労している. カレーはご飯以外にもうどんで実績があるので, 炭水化物の上に添加する用途に適していると考え, 以前よりパスタの上にかけることを試みている. すでに何度も挑戦しているが, あまりおいしくない. あわない理由を考察してみた. ご飯は水分を吸収するが, パスタのそれはご飯ほどではない, よってご飯用に調整されたカレーソースでは味が薄いと思われる. 翻ってカレーうどんを考えてみると, カレーソースにとろみがある. というわけでご飯用のカレーソースをパスタに適用するとあまりおいしくない理由がわかったように思う.
■ [book] はじめての構造主義, 橋爪大三郎 (著), 講談社現代新書
心落ち着く Heavy Metal を聞きながら楽しく読んだ. 本書では構造主義の旗手とよくいわれる, レヴィ-ストロース (リーバイスと同じ綴りなのをはじめて知った. :-D) を中心に構造主義とはどういったものかをわかりやすく噛み砕いて説明している. 置換群の話をじゃんけんの三すくみの構造で説明して見せるあたり, 著者は, 謙遜しているものの現代数学的な考え方をよくわかっていると思う. 知った気でいるあなたのための構造主義方法論入門の著者の数学に対する理解が怪しかったのとは対照的だ. どうも自然科学の道具や用語を怪しげな比喩に用いられるのが嫌でこの点ばかりが気になってしまう.
構造主義はものを見るための道具として有用というだけで, 自然科学をやっている人には別に目新しいものではない. その適用については必ずしも自明ではなく, レヴィ-ストロースの方法は神業的で真似が困難らしい. 今はポスト構造主義 (よりもっと先へ行っているのかもしれないが) で構造主義を否定する向きがあるようだが, 構造主義を各自の分野で適用可能なこなれたものにした (斎藤孝で言うところの技化) のだろうか.
■ [book] ホンモノの文章力, 樋口裕一 (著), 集英社新書
これも Heavy Metal を聞きつつ楽しく読んだ. 今日で二冊読み, 久しぶりに読書に浸れた.
ホンモノの文章力が役に立たない本であることを, 本書の薦める形式にのっとって説得力のある小論文とした場合に, 本書が役に立つ本なのかどうかについて, うそつきのクレタ人状態になって面白そうだと思った. すでに眠くて気力もないのでお遊びは諦めたが, 本書が説得力のある文章を組み立てる示唆に富んでいたので今後は少しずつ取り入れていこう.
■ [game] Playstation - Ridge Racer 1 by galaga carrot car
GALAGA RT CARROT でのリプレイ. 非常に高レベルでラップあたり 4 秒ほど負けている.
Wed, 08 Jewel-Lye 2009 編集
■ [book] 神変麝香猫 (2), 吉川 英治 (著), 吉川英治文庫
お林側に感情移入するのがおそらく正しい楽しみ方なのだろうが, 出番も多くないしそんなにいい奴でもないので, 途中で止めるほどでもなしと, 最後のほうまで惰性で読んでいた. 最後で話が急速に展開して全てが良い方にまとまり, まずまずの結末を見た. 最初と最後にしか出ないが, 牧野伝蔵が老いたりといえども揺るぎない信念を持った硬骨漢で, とても魅力的だった. 実は彼が主役だったのではないかと疑っている.