積読日記
Fri, 26 AwGhost 2005 編集
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Sun, 26 AwGhost 2007 編集
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■ [book] 戦争と平和 (六), トルストイ (作), 藤沼 貴 (訳), 岩波文庫
読んだ. フランス軍は撤退しモスクワにも活気が戻ってきた. 役目を果たし終えたクトゥーゾフは静かに去った. 捕虜から解放されたピエールはモスクワに戻り, ロストフ家やボルコンスキー家の面々と再会する.
覚悟はしていたのだが, エピローグで 100 ページになんなんとする歴史観が延々と続いて, 最終巻で物語の余韻に浸るどころではなかった. ニコライが意外な才を発揮してほぼ独力で家計を建て直してしまったので, 財産のあるマリアと結婚しなくてもよかったんじゃないかと思い, 報われないソーニャが不憫でならない. 物語も面白かったしトルストイの歴史観にも共感が持てて, これは読んでよかった. 映像作品もあるようなので見てみたい. ところでこの本はごく最近翻訳が出版されたようだ. 日本語も古めかしくなくて読みやすくてよかった.
極東ブログの人がカラマーゾフを読んで感じるところがあったようだ. 年を食ったらまた読んでみようと思ったのでメモ.
■ [book] 図書館
フラット化する社会を借りようと思ったが貸し出し中だった. まだ読んだことがなかったので森博をいくつか借りてきた. しばらく重いのが続いたので軽いのをと思って借りたが, ややこしいミステリーでウンウンうなる羽目になるかも. 2007-09-16 までに返すこと.
投稿日時 : 2007年08月27日 01:41